生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2021 連携プログラム(イケフェス2021)として、現代美術作家の居城純子氏のアート作品(ワークショップ)を展示いたします。
公募「みんなのガスビル」入賞作品展も同フロアーにて開催！>>公募展 審査会の様子

居城氏は実在する風景をモチーフに油絵や水彩画を制作。絵に塗り残しや余白を作り、鑑賞者の記憶と共に新たな風景をつくり出すことを目指しています。本作品ではワークショップを開催し、参加いただいた来場者と、「大阪ガスビル」を中心とした緑化が進んだ御堂筋とそこに集う人々と共にある近未来の風景を描いていきます。
今回テーマとなる「ガスビル」は、昭和8年に竣工し戦前より御堂筋の移り変わりと共に歩んできた近代建築で、今でもアール・デコ様式の外観やガスビル食堂、エレベーターホールの装飾や飾り窓など当時の面影を残しています。また、オフィスビル屋上緑化の先駆けとして、北館竣工当時(昭和41年)から取り入れられた「屋上庭園」は、50年以上の時を経た今もなお、緑溢れる景観を保ち大阪ガス社員の憩いの場となっています。
今回居城氏は、ガスビルが内包する緑豊かな風景や銀杏並木の美しい御堂筋に着目し、未来に向けて広がる新しい風景を創出していきます。また、来場者にワークショップに参加いただくことで、描かれた風景が変化していくところも見どころの一つとなります。ビル内の特徴的な装飾や緑が溢れる「屋上庭園」のイメージと緩やかにつながる本作品をお楽しみください。

当初予定していたガスビルの見学は、感染症の影響もあり1階のみの公開となります。館内の装飾や屋上庭園を実際に見ることはできませんが、場内の資料展示を通して作品との繋がりをご覧ください。

※マスクの着用・手指消毒にご協力ください。また、37.5℃以上の発熱がある方はご来場をお控えください。
※新型コロナウイルス等感染症の状況により、開催内容を変更する可能性があります。

場内の混雑状況により、入場規制がかかる可能性があります。

＼ワークショップ／
ビル1階の見学や展示資料等を閲覧後、屋上庭園に因んだモチーフを紙から切り出し作家と共に作品に飾り付けます。
紙は、食べられなくなったお米を配合してできた「kome – kami(コメカミ)」を使用しています。SDGsに取り組む株式会社ペーパルが、「食品ロスを価値あるものにチェンジする紙」として開発した紙です。色はお米を思わせるような生成り色でしっとりとした手触りのkome-kami(コメカミ)に触れることで、自然環境のことを考えるきっかけになれば幸いです。ぜひ、みなさん、ご参加ください。

イケフェス2021 連携プログラム
居城純子 ワークショップ「ガスビルから始まる新しい風景」
ーたくさんのモチーフピースを作って風景を作ろうー
会期：2021年10月30日(土)、31日(日) 10:00～17:00(入場は16:30まで)
会場：大阪ガス株式会社 本社ビル北館1F　[大阪市中央区平野町4丁目1番2号 ]
　　　※南入口よりご入場ください。

ワークショップ受付時間｜10:00~11:30／12:30~13:30／14:00~15:00／15:30~16:30　
参加費　：無料
所要時間：5分〜15分
定員　　：各回 25名程度
参加方法：当日会場にて、随時受付
対象　　：子どもから大人まで (未就学児は保護者同伴のこと)　
切り出したモチーフは、1人1点 お持ち帰りいただけます。

主催　　：大阪ガス株式会社
協力　　：ギャラリーほそかわ
什器制作：STUDIO森森
素材提供：株式会社ペーパル

｜作家略歴｜
1974年静岡に生まれる。2001年東京藝術大学大学院修士課程油画科を修了。　
2005年VOCA展奨励賞、2007年大阪市咲くやこの花賞（美術部門）を受賞。
主な展覧会に、セゾンアートプログラム アートイング東京2001(2001年 旧新宿区立牛込原町小学校)、「静岡NEW ART あなたの居場所」（2005年 静岡県立美術館）、今日の作家シリーズ 「居城純子/入れ子の庭」（2007年 大阪府立現代美術センター）、「キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま」（2012年 兵庫県立美術館）など。　
https://ishirojunko.com

｜企画運営・お問合せ｜
一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA)　Tel. 06-7506-9347／E-mail. info@apca-japan.org